はじめに
親愛なる友人、トスルークェノへ 「世界はまるで不可逆な砂時計のようだ」 以前あなたが口にしたこの言葉を、時折思い出すのです。あなたらしくなかったな、と。 ただの流砂でもよかったでしょう。そもそも世界には他にも多くのもの…
続きを読む →親愛なる友人、トスルークェノへ 「世界はまるで不可逆な砂時計のようだ」 以前あなたが口にしたこの言葉を、時折思い出すのです。あなたらしくなかったな、と。 ただの流砂でもよかったでしょう。そもそも世界には他にも多くのもの…
続きを読む →——舞台に立ち、後悔を振り切り、民草を見よ。 (文字が掠れて読めなくなっている) 運命を(二文字分の空白)伸ばされた手を繋いだなら、解答は導かれ、自由を掴んでいるだろう。 ——そして再び、玉座に座す日が訪れる。 『…
続きを読む →観測点 かつて我々は星と星とを自由に泳ぐ風だった。 世界は広い輝きの分布であったが、その全てが我々と共に在るように見えた。 やがて翼は落とされる。それは過失か、原罪か。 掌に載っているかのように見えていた星を、いつし…
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